LimitLess真・女神転生IIの話
LimitLess真・女神転生IIを晴れてクリアしたので紹介と感想を書きます。
どんなゲーム?
SFC 真・女神転生IIの改造パッチ、所謂ハックロムです。作者サイトで現在(2017年)も解析資料等と共に公開されています。
原作からの変更点紹介
おおまかな変更点について紹介します。
仲魔のレベルが上がる
昨今のメガテンのように仲魔についても戦闘で経験値を入れることでレベルアップしが可能。しかもステ振りも任意で行えるため、元レベルの低い悪魔でもかなり強化することができる。
仲魔の成長要素はそれ以外にも、レベルや戦闘回数に応じて追加スキルを習得したりする。
敵悪魔にランクが導入
敵として出現する悪魔にアルファベットによるランク付けがされるようになっており、ランクの付いている悪魔は通常よりレベルが高く強くなっています。ランクが高くなると行動回数も増加し、ボス悪魔はこのランクにより強化されているものがほとんど。
ボス悪魔を合体で作成可能
ゲーム中に登場するボス悪魔を悪魔合体で作成し、仲魔にすることができる。ボスそのままのパラメータで仲魔にできるため、HPが4桁あったりとても強力だが、その分合体で作る労力も多い。ボス悪魔を合体で作成するレシピは1体につき一通りのみで、素材悪魔には条件レベルと条件戦闘回数が指定されている。
例えば、レッドベアーを作るには、「ブッチャーLv18以上、戦闘回数240以上とクグツシLv20以上、戦闘回数330以上」が必要といったように多くの戦闘回数を積んだ悪魔が必要になる。また、フラグとして特定の悪魔を仲魔にしていないと合体できないという条件が大抵の場合設定されており、目当てのボス悪魔を作るために他のボス悪魔を作らなければならず道のりはとても険しい。
仲魔の戦闘回数はステータス画面で確認可能になっている。
悪魔ストレージの追加
手持ちの仲魔を預けたり引き出したり、一度仲魔にすたことのある悪魔をマグネタイトを消費して再召喚できる施設が追加されている。悪魔の再召喚システムが本家の悪魔全書のような感じで使用でき、悪魔合体の際にとても有用。
この他にも、ダメージ計算式の見直しや、メタルカードと宝石による仲魔ドーピング、パートナーの入れ替え、原作であったバグの修正など、変更点はたくさんありますが全て書こうと思うと大変なので割愛。
ゲームバランス
原作で役立たずだった攻撃魔法がかなり強くなっており使うと頼りになる分、敵の使用する魔法も相当な脅威になります。また、通常エンカウントで高ランクの悪魔を運悪く引いてしまうとそれだけで歯が立たずに死んでしまうこともあったり結構バランスは厳しめな印象。
特にこちらの戦力も整っておらず、蘇生等も不自由な序盤がきつい。逆に中、終盤に差し掛かってこちらの戦力が上がってくると高ランク悪魔からは経験値を多くもらえるので逆にありがたい存在になってきます。攻略に行き詰った時のレベル上げは高ランク悪魔のおかげでかなりスムーズにできるのでその点はありがたかったです。
感想とか
元々、真・女神転生IIを再プレイしたくて始めたのですが、悪魔合体の隠し法則とか、ほとんどやったことのなかった剣合体とか今まであまり触れていなかった部分に触れられて楽しかったです。敵が強くなった分、どの悪魔を連れて行けばいいのかとか色々考えることが増えたのでそういった試行錯誤をするのが楽しかったです。序盤にダンジョン探索中、高ランク悪魔とエンカウントして嬲り殺されるのはなかなかにつらかったですが…。
ステートセーブを使用せずにクリアできたのは良かったと思っています。ただ、レベル上げ、戦闘回数稼ぎの時に流石に早送りを使用してしまいましたが。
おわり
真・女神転生II [WiiUで遊べるスーパーファミコンソフト][オンラインコード]